2012.10.30更新

二台のツァイス



写真に写っているのは、両方ともツァイス製のマイクロスコープ(顕微鏡)です。
手前は、約70年前に私の父が医学部の学生時代に使用していた顕微鏡です。
そして奥が、平成17年に私が歯科治療の為に導入した、歯科用のマイクロスコープです。
(正確には、手前の顕微鏡はドイツが東西分断されていた時代の東ドイツ、Zeiss Jena 社製)


一般的な顕微鏡です。
肉眼では見えない微細なものを拡大して見ることが出来ます。
構造はシンプルで、かなり年代物ですが現在でも使用可能です。


 




こちらは、歯科用につくられたマイクロスコープです。肉眼では見ることができないものをこの装置を使用することで、はっきりと確認して治療を行うことが出来ます。拡大して見る構造は、上の顕微鏡と同じですが、自動で焦点を合わせてくれたり、倍率を自由に操作できるなどかなり進歩しています。眼科や脳外科の手術でも使用されているマイクロスコープと倍率等同じですが、歯科の治療が行い易いようにつくられています。根管治療、精密な治療にはとても有用な装置です。







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投稿者: 小林デンタルオフィス

2012.10.22更新

約二年ぶりに沖縄から患者さんが定期検診に来院されました。
五年前に治療したインプラントの検診を一年に一回の予定で行っていましたが、遠方の為に今回は前回から間隔がかなり開いてしまいました。しかし、咬み合せ、歯肉、補綴物に問題は無く、X線写真からも異常は見られず、ほっと一安心です。今回は口腔内のクリーニングだけで無事終了しました。

治療が全て終了してから何も異常を自覚しなくても、問題が大きくならないうちに解決できるように定期的に検診を受けましょう。早く問題を発見できれば通院期間も短く済みます。インプラント治療だけでなく、被せたものや、咬み合せ、周りの歯肉、骨に問題がないかチェックは必要です。


今回の口腔内写真(治療後五年経過)
   

今回のX線写真






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投稿者: 小林デンタルオフィス

2012.10.16更新

痛みや異常を自覚しなくても、6ヶ月に一度、少なくても1年に一度は、かかりつけの歯医者さんで定期的に検診を受けましょう。

痛みや何か異常を感じた時には、ムシ歯や病状が進んでいる状態です。ムシ歯も初期に発見できれば、1回~2回で治療は終わります。ムシ歯が大きく、歯の深部まで進行すると根の治療が必要になり、治療期間も長くなります。

歯の清掃状態もチェックしてもらうことで、磨けていないところや、歯肉に炎症がある部位を発見することで、ムシ歯と歯周病の予防になります。

また、歯軋りやくいしばりが強い方は、かみ合わせtのチェックも重要です。過度の力が歯に加わっていると、歯の磨耗、破折、歯の周りの骨が吸収して無くなっていくことがあります。長い治療時間をかけて治した歯も表面が欠けたり、トラブルが発生することもあります。

どうしも歯石がつき易い部位もあります。定期検診の時に専門家に口腔内の清掃をしてもらい、快適に毎日の食生活を送ることは健康にとても大切です。


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投稿者: 小林デンタルオフィス

2012.10.10更新

デンタルフロスの使用方法 


 

               

1. 持ち方 図1のように小指や薬指にひっかけてから親指と人差し指の間で固定するとフロスがずれ難く操作がし易くなります。(図2)

フロス     

                 図1                          図
 

2. 操作方法 歯間にフロスを挿入し、ただ外側と内側へ出し入れするだけでは歯肉を傷つける危険があります。また大きな磨き残しは取り去る事が出来ますが、歯肉溝(歯と歯肉の間の溝)に残ったプラークを取る事は出来ません。次のような順番でフロスを動かして歯間とその周辺のプラークをきれいに取り去りましょう。

まず上から歯間にフロスを挿入してから歯肉に押し付けないように注意して外側と内側へ交互に動かして歯間の汚れをとりましょう。この時に下に押し付けるように動かすと歯肉を傷つけるので注意しましょう。(図3)

フロス


                 図

次に手前側に歯にフロスが沿うようにあててから少し根の方向へずらして歯肉溝内のプラークが取れるように外と内へ交互に動かしましょう。(図4)

    


                 図4                                   図

 

同じように後ろ側の歯についてもやりましょう。(図5)



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投稿者: 小林デンタルオフィス

2012.10.06更新

ブラッシングは単調な作業で、365日毎日行うので磨き残しなくしっかりと歯磨きをつづける事は難しいかもしれません。時間のある時に鏡で歯と歯肉をゆっくりと観察して、うまく磨けているかチェックする事をお勧めします。


(1)歯肉の色  健康な歯肉はうすいピンク色をしています。 (根の部分から頬にかけて、頬をひっぱると動く部分はもともと赤い色をしているので問題はありません。)

(2)歯間の形  歯間の三角形に見える歯肉は健康な場合、鋭くとがって見えます。炎症のある歯肉は腫れているために、三角形がつぶれたように形が崩れています。

(3)歯肉の表面  健康な歯肉には、よく見るとミカンの皮の表にあるプツプツとした小さな穴状のものが見られます。これも炎症が腫れた歯肉ではなくなり、見えなくなります。


歯の表面は、綿棒でぬぐって何もつかなければ問題なく磨けています。歯間にデンタルフロスを通して何もつかないか、出血がないか確認しましょう。歯肉から出血がある場合は、そこが磨き残しがある部位です。



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投稿者: 小林デンタルオフィス

2012.10.01更新

気温も少しずつ下がり始めてすごし易い季節になってきました。運動不足解消にウオーキングや軽い運動を始めるには良い季節ですね。

前回に続いてブラッシングについてもう少し説明したいと思います。普通の歯ブラシや電動歯ブラシで時間をかけて丁寧に磨いても、どうしてもブラシの毛先が届かない部位があります。そのような部位に残ったプラークをしっかりと除去するには、歯ブラシ以外の補助用品を使う必要があります。 

糸状のデンタルフロス、歯の間を通せる細いブラシの歯間ブラシ、先のとがったブラシのタフトなどがあります。それぞれの用品に適した部位に合わせて歯ブラシと一緒に使用することで、磨き残しがないブラッシングが出来るようになります。 フロスは歯間ブラシやタフトが届かない歯間を磨くことが出来ます。またフロスで磨くには大きいスペースを歯間ブラシで、孤立した歯や最後方の歯の後ろを磨くにはタフトが適しています。

歯科医院でブラッシング指導を受けて歯ブラシと補助用品の適切な使用方法を知って効率良く歯磨きが出来るようにしましょう。



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投稿者: 小林デンタルオフィス