2013.04.24更新

著しい咬耗


  初診時口腔内画像

初診で来院された患者さんの口腔内の画像です。
咬耗が著しく、前歯は上下ともに擦り減りが激しく、クラックラインも入っています。
骨格、歯並び、咬み合せ、生活習慣などの条件によってこのような状態まで進行することがあります。

 
  上顎前歯              下顎前歯

下顎の前歯は、もともとの神経の大きさであれば神経が露出するまで擦りへっています。しかし、生体の防御機構が働いて徐々に歯の神経が小さいくなることで、神経は露出せずに日常生活で歯がしみることはないようです。

歯の根元付近が楔状に欠損している部位は、カリエスが発生して進行するリスクが高いので、コンポジットレジンを充填して平坦な状態にする必要があります。しかし、もともとの天然歯がこのような状態まで破壊されてしまう咬み合せなので、積極的に健康な歯の部分を削って修復していく治療には危険があります。必要最小限の治療介入で経過をみていく症例です。


by 小林デンタルオフィス 池袋本町 北池袋 歯科

投稿者: 小林デンタルオフィス

2013.04.20更新

2013年ゴールデンウィークの休診日はカレンダー通り、祝日、日曜日、木曜日が休診となります。
4月30日(日)、5月1日(水)は診療いたします。

ゴールデンウィーク中の休診日
4月28日(日)、29日(月)
5月2日(木)、3日(金),4日(土)、5日(日)、6日(月)

投稿者: 小林デンタルオフィス

2013.04.20更新

ゴールデンウィークの休診日についてのお知らせ

ゴールデンウィークの休診日は、カレンダー通りに、祝日、日曜日、木曜日が休診となります。

4月30日(火)、5月1日(水)は診療いたします。











by  小林デンタルオフィス 池袋本町 北池袋 歯科

投稿者: 小林デンタルオフィス

2013.04.13更新

口蓋隆起

前回は下顎隆起についてお話しましたが、今回は上顎にできる外骨症についてお話します。
下顎と同じように、上顎にも骨の隆起ができます。上顎では、主に骨の外側と中央にできます。上顎の中央にできるものを口蓋隆起といいます。かなり大きくなると自覚されている方もいらっしゃいますが、ほとんどが無症状で隆起自体は問題はありません。摂食、発音、義歯の製作等に問題が出てくる場合は除去する必要があります。

 

中央に一つできる場合や上の画像のようにいくつかの隆起ができる場合があります。

外骨症の患者さんでは、強い喰いしばりや歯軋りをしている為に歯の磨耗、歯頚部の楔上欠損、歯周病などが進んでいる場合が多いので、骨の隆起が大きかったり多くある患者さんは,お口の定期検診が特に重要です。



by 小林デンタルオフィス 池袋本町 北池袋 歯科

投稿者: 小林デンタルオフィス

2013.04.10更新

下顎隆起

前回、外骨症についてお話しましたが、下の顎骨の内側にできるものを、下顎隆起と呼んでいます。かなり多くの方に、小さい隆起が数個あると思います。しかし、大きさは、様々でかなり大きな隆起になっている方もいます。


 下顎隆起口腔内画像

この画像は、患者さんの下顎の内側に左右大きな骨隆起がある状態のものです。日常生活に問題がなければ、切除する必要はありませんが、義歯作製、装着等に支障をきたす場合には、切除する必要もでてきます。


by 小林デンタルオフィス

投稿者: 小林デンタルオフィス

2013.04.03更新

歯の無いところが痛い?

主訴:抜いた歯(左上の第二大臼歯)のところが最近痛い

経過: 約15年前に、左上の第二大臼歯を抜歯して、第二小臼歯と第一大臼歯を支えとする、延長ブリッジを装着した。ずっと問題はなっかたが、最近痛むようになった。

上記のような理由で来院された患者さんの口腔内からは、特に問題は認められませんでした。パノラマX線画像とデンタルX線画像を撮影して根と周囲の骨の状態を確認することとしました。


   パノラマX線画像


   デンタルX線画像

X線画像から、第一大臼歯、第二小臼歯とその周囲の骨に問題は認められませんでした。
このような状況で痛みの原因と考えられるのは、咬み合せの影響で第二大臼歯部の骨が増成することにより、ブリッジのポンティックに強く歯肉が圧迫されて炎症や痛みを引き起こすことです。


  マイクロスコープ画像

ポンティック基底面は、鞍状型でぴったりと歯肉に乗っている状態です。
今回は、プリッジの咬合状態(咬み合せ)を確認し、強く噛んでいるところを調整し、経過を見ることにしました。

下顎の内側の骨や、上の顎の外側の骨が出っ張っている方も多くいます。これは外骨症といって、咬み合せの力の影響で顎の骨が増成して、飛び出してきたものです。通常は全く問題がないので、そのままの状態の方がほとんどですが、取り外しをする義歯を製作する際、障害となるときは削除することもあります。



投稿者: 小林デンタルオフィス