2012.12.08更新

歯の治療で最終的に冠を被せる場合、ほとんどの症例で型取りをします。このことを、印象(impression) と呼びます。現在、精密に型をとる材料が何種類もありますが、歯と被せる冠の境界部を精密に印象する為には、その材料を歯と歯肉の間に流し込まなければなりません。歯肉は歯にぴったりと寄り添うようにくっついていますので、何かでそこを開く必要があります。通常、圧排糸というものを歯と歯肉の間に入れて印象材料が流れ込むようにします。この操作を歯肉圧排といいます。

 


色々な種類の圧排除があり、太さも何種類かあります。歯と歯肉の間の溝(歯肉溝)の深さなどを考慮して適切な糸を選択して挿入します。精密な印象をして、精度の高い補綴物(被せる冠など)を製作する為には、とても重要なステップです。

by 小林デンタルオフィス 池袋本町 北池袋 歯科

投稿者: 小林デンタルオフィス